ケーススタディ

重厚長大産業向けAIソリューションスタートアップ事業開発責任者採用プロジェクト

お客様	重厚長大産業向けAIソリューションスタートアップ
ポジション・プロジェクト	事業開発責任者
年収レベル	1800万円
期間	8か月

クライアントの課題

クライアントは、大手IT企業からスピンオフし、重厚長大産業に特化したAIを活用したソリューションを提供するスタートアップです。日本のインフラを支える大手企業との実績を重ね、現在はフルスクラッチでの導入支援を行うソリューションビジネスを展開しており、将来的にはプロダクトビジネスへの転用も視野に入れています。

既存ビジネスの成長を着実に推し進めるためのデリバリー人材の採用重要性も高かったが、さらに根本的な課題として、プロダクトビジネスへの転用を目指す中で、ソリューションのアセット化（SaaS型への転換）が喫緊の課題であり、その推進を担える人材の採用が優先度高く求められていました。

実行プロセス

クライアントの事業拡大と将来的なプロダクト化を推進するため、弊社では以下のプロセスでプロジェクトを進めました。

優先課題の特定とターゲット人材の再定義：
当初の「プロジェクトリーダー」採用の課題に加えて、より根深い課題である「ソリューションのアセット化（SaaS型への転換）」の推進役が不足している点を特定し、事業開発責任者としての役割を担える人材の採用を最優先事項としました。

幅広い経験を持つ事業開発人材のサーチ：
エンタープライズ向けの大型ITソリューション営業経験、または大手IT企業やコンサルティングファームでの事業開発経験を持つ人材に焦点を当てる。特に、大手企業を相手に数千万円規模の案件を扱った経験があり、目標達成志向と事業拡大志向の強い人材を重視しました。

魅力的な処遇の提示と事業成長性の訴求：
候補者への声がけ時には、年収の上限を引き上げ、SOなどインセンティブを含めることで、トップタレント層を引き付けました。また、大手IT企業からのスピンオフという安定性と、重厚長大産業という「改善幅の大きな」領域でのAIソリューションというユニークなビジネスモデルの成長性を強調し、事業への参画意欲を高めました。

これらのアプローチと、クライアント社長がユニークな経歴や、外資コンサルティンファームとの事業提携といったポジティブな情報を活用し、アプローチを重ねる。その結果、大手コンサルティングファームから始まり、大手外資系企業でプロダクト開発、事業開発として活躍していた経験豊富なベテランタレントにご興味をお持ちいただきました。

結果

クライアントが最優先で求めていた「ソリューションのアセット化（SaaS型への転換）」を推進できる事業開発責任者として、大手企業での豊富なプロダクト開発、SCM、事業開発経験を持つベテランタレントの入社が決定。この候補者は、コンサルティングファームでのシニアマネージャー経験、事業会社での実践的なプロダクト推進・サプライチェーン最適化の経験を兼ね備えており、クライアントのソリューションビジネスをプロダクトビジネスへと転換させる上で不可欠な存在となります。

この度の採用により、クライアントは、事業戦略・営業戦略の策定・実行、そして新規ビジネスモデルの策定と商用化の実現を担う強力なリーダーシップを得ることに成功。、現在のプロジェクトリーダーのリソース不足解消に繋がるだけでなく、将来的な事業拡大と重厚長大産業のDX推進において、より強固な基盤を築くことに貢献すると想定しています。

担当コンサルタント

草野　博俊

草野　博俊Hirotoshi Kusano

シードラウンド〜上場前のスタートアップ/ベンチャー領域のコアメンバー。

SaaS・Webサービスを中心とした企業を多く担当。
自分自身のスタートアップでの経験、事業会社にて当事者として採用に関わってきた領域において中核メンバーの採用支援を得意とする。

Bizdev、PMM、エンジニアリングマネージャー、プロダクトオーナー、プロダクトマネージャー、経営管理・企画系ポジションなど幅広く対応可能。事業計画や事業戦略から導かれた解像度の高い採用背景を携え、採用・転職のミスマッチを減らすためのコンサルティングを得意とする。

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