お客様 | レガシー産業向けDX推進SaaSスタートアップ |
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ポジション・ プロジェクト |
取締役CFO候補 |
年収レベル | 1500万円 |
期間 | 8か月 |
クライアントは、日本の特定産業が直面するDXの遅れと廃業問題を解決すべく、AIを活用したSaaSを提供するスタートアップ企業。創業2年で導入社数1,000社を超えるなど急成長を遂げ、上場時時価総額1,500億円以上を目指し、上場準備を進めています。
彼らの喫緊の課題は、上場を見据えた経営体制の強化でした。特に、時価総額1,500億円の事業会社となる計画を推進する上で、管理会計(FP&A)に強みを持つCFO候補が不在でした。資金調達よりも、中計/予算作成、予実管理などの仕組み作りを経営企画観点から任せられる人材が求められていました。
約半年間のサーチを行っていましたが、既存のCFO人材は処遇ミスマッチや現職への意向が強く、CFO直下や経営企画人材はリモート勤務希望による働き方ミスマッチで辞退が発生するなど、難航していました。特に、高い年収レンジを提示できるトップ人材以外は、候補者の確保に苦戦していました。
ターゲット人材像の再定義と拡大:
当初の「CFO人材」に固執せず、「CFO直下、経営企画(FP&A、予実管理)経験を持つ人材」にまでターゲットを広げ、特にBtoB IT/SaaS事業会社での経験者を重視しました。また、働き方への柔軟性も考慮し、出社頻度の高い業界(商社、製造業など)の管理会計人材にもアプローチ。年齢層も当初の30代後半から30代前半(32、33歳程度)まで広げ、業界経験よりも大企業での経営企画経験を重視する方針で進めました。
クライアントとの密な連携と戦略調整:
定例MTGを通じて、進捗状況だけでなく、直面する課題(処遇面、働き方面でのミスマッチ)を詳細に共有し、クライアントと共に採用戦略の再検討を実施。具体的には、トップ層のCFO人材については2,000万円以上の処遇が必要であること、あるいはベテラン人材にターゲットを広げる必要性を提言しました。また、リモート勤務希望者の多さを踏まえ、出社方針のクライアントとのマッチングを図るため、BtoB IT以外の業界経験者の検討を提案しました。
これらの粘り強い活動と、クライアントとの柔軟な方針調整の結果、BtoBITではなく、大手消費財・医療機器メーカーといった大手企業でFP&A業務に従事し、マネジメント経験、ビジネス英語経験を持つ人材に巡り会うことができました。本候補者は将来的なグローバル展開やM&Aを推進する「攻めのCFO」としての役割も担える人材と見受けました。
約8ヶ月に及ぶ緻密なサーチとクライアントとの連携により、プロジェクトは終了。
当初、採用が難航していた「管理会計に強みを持つCFO候補」として、大手企業でFP&Aの責任者を務め、マネジメント経験も豊富な候補者が決定。これにより、クライアントが直面していた「事業に入り込み、中計/予算作成、予実管理などの仕組み作りを経営企画観点でお任せできる管理会計に強いタレントが不在」という課題を解消することができました。
本候補者の入社により、クライアントは、N-1期までに上場に向けた経営管理体制を盤石にすることが可能となりました。また、将来的なナスダック上場や海外企業M&Aを見据えた「攻めのCFO」としての役割も期待されており、クライアントの描くグローバル展開と時価総額1,500億円達成に向けた強力な推進力と予想されます。
シードラウンド〜上場前のスタートアップ/ベンチャー領域のコアメンバー。
SaaS・Webサービスを中心とした企業を多く担当。
自分自身のスタートアップでの経験、事業会社にて当事者として採用に関わってきた領域において中核メンバーの採用支援を得意とする。
Bizdev、PMM、エンジニアリングマネージャー、プロダクトオーナー、プロダクトマネージャー、経営管理・企画系ポジションなど幅広く対応可能。事業計画や事業戦略から導かれた解像度の高い採用背景を携え、採用・転職のミスマッチを減らすためのコンサルティングを得意とする。
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