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エン・ジャパン、4~9月の純利益11%増

エン・ジャパンは27日、2015年4~9月期の連結純利益が13億円と前年同期に比べて11%増える見通しと発表した。従来予想は16%減の9億円だった。人手不足で求人サイトへの広告出稿が好調なため。売上高は116億円と26%増える見込み。(日本経済新聞 7月28日)

エン・ジャパンのベトナム現地法人が運営する採用媒体「ベトナムワークス」は現地の採用市場で約70%のシェアを持ち、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーソング)の大手企業、エボラブルアジアは同法人と包括的業務提携を結び、ベトナムワークスで24カ月連続の応募者数トップを記録した。

エボラブルアジアの現地法人では500人のエンジニアが雇用されているが、BPO市場の拡大を見込んで3年後に5000人、5年後には1万人を見込む。開発拠点の建設計画も進行中で、エン・ジャパンの現法と共同でサッカー場などスポーツ施設も併設した「エボラブルアジア・タウン」を建設する計画だ。

BPO市場拡大の一翼はエン・ジャパンの媒体力が担っているようだ。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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