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外国人採用サービス「Guidable Jobs」、タクシー業界専用プランを提供開始

Guidable(東京都新宿区)は、外国人採用サービス「Guidable Jobs」においてタクシー業界専用プランの提供を、2024年4月25日から開始した
 Guidableは、214の国・地域におよぶ約20万人の登録者数を抱える「人事・採用担当者が選ぶ外国人採用サービスNo.1」の在留外国人プラットフォーム。会社のミッションである「日本経済を、もっと多国籍に。」のもと、外国人採用サービス「Guidable Jobs」をはじめ、外国人定着支援サービス「Guidable Assist」や在留外国人向けメディア「Guidable Japan」などのサービスを提供している。
 提供を開始するタクシー業界専用プラン「Guidable Jobs」では、通常提供する「応募」「面接」「採用」といったサービスメニューに加えて、採用した在留外国人がタクシードライバーとして働くことができる環境を支援する「活躍」のサポートメニューを拡充して提供する。
具体的には、タクシードライバーとして働くために必要な「二種免許」の取得に向けた在留外国人の免許試験に向けた活動をGuidableが支援し、定期連絡による学習の進捗確認や、モチベーション維持のためのコミュニケーション、メンタル面をケアする相談サポートを提供する。(Guidable作成ニュースリリースを要約 4月30日)

政府は特定技能にバスやタクシーなどの「自動車運送業」が追加して、今後5年間で2万4500人を上限に外国人運転手を受け入れる方針だ。
資格要件は、自動車運送業分野特定技能1号評価試験 (タクシー)及び第二種運転免許、日本語能力試験(N3以上)。壁は日本語能力で、全国で二種免許の学科試験を英語で受験できる取り組みが進んでいる。
令和6年度国家公安委員会・警察庁交通安全業務計画も「運転免許学科試験の外国語による実施の拡充、更新時講習等における外国語版講習用映像資料の活用等を推進する」と日本語の壁を憂慮した。英語での受験を認めなければ外国人運転手が思うように誕生せず、運転手不足に拍車がかかり、輸送インフラが十全に機能しなくなってゆく。
日本語の壁は外国人労働者に資格取得後もついてまわる。タクシー運転手は介護職と同様に日本語のコミュニケーション能力が問われる職種で、ささいなニュアンスの差異がミスを誘発しかねない。しかもタクシー内に運転手はひとりしか乗車していないので、介護現場のように上司や先輩のサポートを得られない。
それだけにGuidableのサポートメニューが有効に提供されることに期待したい。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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