Talk Genius

人と会社と組織を考えるニュースマガジン

オリエンタルランド、平均7%賃上げ アルバイトら含めて、4月から

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは30日、パートやアルバイトを含む従業員の賃金を平均約7%引き上げると発表した。4月1日から。
大卒・大学院卒の2023年度の新入社員は初任給が前年度より2万円あがり、23万8千円になる。アルバイトの時給は一律で80円あがるという。「従業員の働く上での安心を確保し、一人ひとりがより一層活躍できるようにするため」だとしている。(朝日新聞デジタル 1月30日)

 連合が要求する賃上げ率は「5%程度」だから、オリエンタルランドの平均7%の賃上げは連合の要求を上回る。ずいぶん気前がよい。
 これだけの賃上げが可能なのは業績が好調だからだ。オリエンタルランド の2023年3月期第3四半期累計の連結経常損益は863億円の黒字だった。前年同期は0.1億円の赤字だったので大幅に改善した。
 同社は通期の経常利益を従来予想の806億円から981億円に上方修正した。前期は112億円だったから、経常利益も大幅にアップした。
 人流が回復したのである。厚生労働省はマスク着用についてホームページに「屋外では季節を問わず、マスクの着用は原則不要です」「屋内では距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合をのぞき、マスクの着用をお願いします」と公式見解を発表している。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

この著者の記事を全て見る

Talk Geniusとは-

ヘッドハンティング会社のジーニアスが提供する人と会社と組織を考えるニュースマガジンです。