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2024年卒大学生就職企業人気ランキング 文系はニトリ、理系はソニーG首位

マイナビは日本経済新聞社と共同で、2024年卒学生を対象とした「マイナビ・日経 2024年卒大学生就職企業人気ランキング」を実施し、文系ランキング(総合・男子・女子)と理系ランキング(総合・男子・女子)の各上位100社を発表した。
 文系総合ではニトリが初のトップとなった。2位には前年トップの東京海上日動火災保険が続く。3位のJTBグループは、旅行業界の人気回復を受けて前年19位から大きく票を伸ばした。4位には初任給引き上げが話題となったファーストリテイリングが前年13位からランクイン。また、航空需要の高まりから日本航空(JAL)が前年35位から13位と大きく順位を上げている。
理系総合ではソニーグループが2年連続1位、2位に味の素がランクインした。3位の三菱重工業は前年8位からランクアップ。6位のセガと10位のアイリスオーヤマは共に前年47位からトップ10入りし、大幅なランクアップとなった。
(マイナビ作成ニュースリリースを要約 4月12日)

マイナビと日本経済新聞社の人気企業ランキング調査で、文系の5位以下は順に、伊藤忠商事、三菱UFJ銀行、味の素、日本生命保険、ソニー・ミュージック・グループ、Plan・Do・See。理系の4位以下は順に、Sky、NTTデータ、セガ、カゴメ、富士通、トヨタ自動車、アイリスオーヤマ。
調査対象が学生なのだから、ランクインする顔ぶれがBtoC企業に集中するのはやむをえない。しかも、あくまで人気投票なので企業の実質を反映しているわけではないが、それでも人手不足の時勢を踏まえれば、ランキングは軽視できない。
現に、理系総合で4位、文系総合で21位、業種別(ソフトウエア・ゲームソフト・ネット関連部門)で1位、地域別(関西エリア)で1位に選出されたSkyは、ニュースリリースを発信。「優秀な人材獲得を目指し、採用活動に注力するなか、現在就職活動に取り組まれている2024年卒業・修了予定の皆さまにご評価いただけましたことに、心より御礼申し上げます」と述べている。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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