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正社員の「平均ボーナスランキング」 最もボーナスが高い職業は?

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「平均ボーナスランキング」を調査した。その結果、正社員のボーナスは年間平均100.2万円であることが明らかになった。
 ボーナスの年間平均額100.2万円の内訳は、冬のボーナスが48.5万円、夏のボーナスが47.0万円、その他が4.7万円という結果だった。  
またボーナスの年間平均額の高い職種としては、1位「内部監査」(177.1万円)、次いで2位「法務/知的財産/特許」(166.0万円)、3位「研究開発/R&D(IT/通信)」「MR」(164.9万円)がランクインした。ランキングのトップ30には「企画/管理」と「モノづくり系エンジニア」の職種が、ともに8職種ランクインしている。
(中略)
調査は8月19~23日の間に、ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査で実施。全国の正社員として働く22~59歳から集めた1万5000件の回答をもとに集計した。
(ITmedia ビジネスオンライン 11月14日)

高度なスキルを求められる専門職は転職市場で高い報酬額が付く。ジョブ型雇用が進めれば職種ごとの賃金格差が顕著になっていく。
今冬のボーナスは全体にどのぐらいの水準なのか。
第一生命経済研究所の「2021年・冬のボーナス予測」によると、民間企業の冬期ボーナス支給額は前年と比べて0.7%増の38.3万円。3年ぶりの増加だが、コロナ前の水準にはおよばないという。
一方、東証一部上場企業のボーナス支給額は民間企業平均の約2倍である。労務行政研究所は東証一部上場企業208社から回答を得たが、支給額は全産業平均で71万5553円。このうち製造業の平均は対前年同期比で3.1%減の72万3760円、非製造業は3.5%増の68万3114円だった。
民間企業平均と東証一部企業平均の差はそのまま採用力にも反映される。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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