Talk Genius

人と会社と組織を考えるニュースマガジン

第一生命HD、副業解禁 1万5000人対象 大手生保初

第一生命ホールディングス(HD)は3日、営業職を除く社員約1万5000人を対象に4月から副業を解禁する方針を明らかにした。社外で多様な経験を積ませ、社員の成長を後押しする。第一生命によると、社外での副業を解禁するのは大手生保で初めて。
勤務時間外にフリーランスや起業などの形態で働くことを認め、他の企業で働くことは禁止する。ITエンジニアや金融知識を生かしたセミナー講師といった職種を想定しており、副業を通じて得た専門知識や人脈を本業に生かしてもらう狙い。対象者の1割程度の利用を目指す。
(時事通信 2月3日)

副業のメリットは、副収入の確保、人脈の拡大、スキルの幅拡大だけではなく、転職の判断材料にもなっている。
就職サイト「あさがくナビ」を運営する東証一部の学情(東京都中央区・大阪市北区)の調査によると、「副業やインターンシップなどで、転職前に仕事体験ができたり、企業の雰囲気を知ることができる機会があれば活用したいですか?」という質問では、「活用したい」の回答が44.8%、「どちらかと言えば活用したい」の回答が34.9%。
ミスマッチのない転職を実現するために取り組みたいことは、1位「職場見学」で62.7%、2位「上司となる社員と面談」で47.2%、3位「副業やインターンシップ」43.3%だった。
転職先に適応できるかどうかは、スキルのスペックが合致しているだけは十分でない。スペックの合致と同等に、あるいはそれ以上に組織文化が肌に合うことが問われてくる。副業を通じて実務を経験すれば、違和感の有無を確認できる。同時に雇用側にとっても、戦力として期待できるかどうかを判断しやすくなる。
副業を試用期間と捉えれば、ミスマッチを回避しやすくなる。ただ、そう都合よく副業の機会は巡ってこないだろう。副収入の確保と割り切ることが現実的である。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

この著者の記事を全て見る

Talk Geniusとは-

ヘッドハンティング会社のジーニアスが提供する人と会社と組織を考えるニュースマガジンです。