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エン・ジャパン、転職者の第三者評価情報サービス

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、10月15日より、オンライン型リファレンスチェックサービス『ASHIATO』の提供を開始します。本サービスを通じ、企業の採用活動における人材の見極めをサポートするだけでなく、入社後の活躍にも寄与してまいります。
(中略)
リファレンスチェックとは、採用候補者のスキルや実績、人物像についての事実確認を指します。採用候補者とこれまで一緒に仕事をしてきた第三者(前職の上司・同僚など)から情報を取得することで、企業は採用リスクの低減を期待できます。欧米や外資系企業ではほとんどの企業で取り入れられており、昨今、日本でも注目されています。
『ASHIATO』は、オンライン型のリファレンスチェックサービスです。採用候補者の前職/現職での上司や同僚など、一緒に働いた経験のある第三者から、採用候補者が積み上げてきた信頼や実績、人柄といった「働いてみないとわからない情報」を端的、かつ正確に把握することが可能。リファレンスチェックの結果から、面接時に活用できる「面接官アドバイス」も自動で反映されます。エン・ジャパン独自の設計により、入社前の見極めはもちろん、入社後の活躍や定着に役立つ情報もレポーティングします。
(エン・ジャパン プレスリリース 10月15日)

中途採用の手段に社員による紹介採用が増えているのは、ミスマッチを回避したいからだ。スキルのスペックを満たしているかどうか、社風に適応できるかどうか。職務経歴書や面接では見極めが難しい。紹介採用の場合、社員も紹介責任が問われかねないので、慎重に選ぶことが通例だという。
同様のメリットを狙ったのが、エン・ジャパンのオンライン型リファレンスチェックサービス『ASHIATO』である。
その特徴を整理すると①中立的な立場としての質問を通じ、候補者のこれまでの信頼貯蓄を端的に把握可能②マッチするチームやストレスを抱えるポイントなど、入社後の活躍やオンボーディングに必要な要素を網羅③リファレンスチェックの結果から候補者の傾向を予測――そのうえで、面接時にチェックすべきポイントや質問例を知らせる。
今後はオンライン面接がますます普及していくが、オンライン診療と同様に、対面に比べて入手できる情報には制約がある。そのデメリットを補うために『ASHIATO』は有効なサービスに見える。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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