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外国人留学生 日本での就職3割――経産省調べ

日本の大学で学んだ外国人留学生のうち、学部卒の学生の7割が日本での就職を希望しながらも、実際には3割しか就職していないことが経済産業省の調査で分かった。博士課程修了の学生でも国内での就職率は2割を下回った。合計で年間1万人の留学生が卒業後に日本以外の国で就職しているという。

同省は22日に報告書を公表する。企業風土や就職活動が不透明だったり、永住権を取得しにくかったりすることが日本での就職を見送る背景にあるとみられる。日本に関心を持っていた外国人の高度度人材が国外に“流出”してしまっている構図が浮き彫りになった。
(日本経済新聞 3月20日)

先ごろ取材したビルメンテナンス会社は外国人社員を50名近く雇用し、国籍は約15カ国におよぶ。クライアントに外資系企業が多いため、担当者として雇用している。大半が留学生だという。
同社によると「面接では本国に帰る予定がないかどうかを徹底的に確認しています。海外には日本ほど親の老後の面倒を見るという習慣が強くないので、日本でキャリアを形成する意志が本気であるかどうかだけを見ています」という。雇用条件は日本人社員と同一だそうで、「外国人を意識した処遇はしていません」(同社)。

この会社では、定年退職後も70歳まで「サポーター」という名称で働ける。あえてダイバーシティーなどと流行り言葉を用いていないが、雇用から年齢、性別、国籍の壁を取り払って活躍の場を与えている。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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