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大学生の就職内定率、12月時点で80.4% 5年連続の改善

文部科学省と厚生労働省は1月20日、今年3月に卒業する大学生の昨年12月1日時点での就職内定状況を発表した。
就職内定率は、男女合計で80.4%(前年同月比0.1%増)と、5年連続で改善。リーマン・ショック前の2008年同期(80.5%)とほぼ同水準となった。
男女別では、女子が82%(同0.1%増)で過去最高水準を記録した。男子は79%(同0.1%増)。地域別では、関東地区の就職内定率が最も高く86.8%(同1.2%増)だった。
調査は全国の国立、公立、私立大学の62校から抽出して実施した。

(ITmedia ビジネスオンライン 1月20日)

大学生の就職内定率がリーマンショック前の水準に回復した。

私立大学文系の場合、授業料は4年間で400万円強におよぶ。
都内の私立大学の経済学部教授はゼミでプレゼンテーション技術を徹底的に教えているというが、理由は「就職対策ですよ。4年間で400万円も払って就職できなかったら、どんな能書きを述べたところで、大学での教育はウソになってしまう?」。そう同意を求めてきた。
この教授の見解は一理ある。いや、まさにそのとおりだ。社会人のスタートが非正規労働者だと、30歳を過ぎても非正規のままで、結婚をしたくともできないという現実が待っているのだ。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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