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すかいらーく、ベア4300円で月給1万5000円アップ

20150324

外食大手のすかいらーくは4日、2015年春闘で、社員の基本給を月4300円引き上げるベースアップ(ベア)を労働組合に回答した。定期昇給6200円と合わせ、月給を1万500円引き上げる。組合の要求に対する満額回答。対象となる正社員は4288人。(時事通信 3月4日)

相応の賃上げのできる企業、わずかな賃上げしかできない企業、賃上げできない企業。この4月には、いわば“賃上げ格差”が各業界で発生する。この格差は企業が懸念するほど人材確保に影響するのだろうか。

例えば低賃金が一向に改善されない介護業界でも、介護コンサルタントによると「賃金は離職理由の3番目です」。1番の理由は、福祉よりも収益を優先する経営者への反発、2番目は、上司が働かず部下に仕事を押しつけてくること。要は健全に働けないことが大きな離職理由なのだ。

個人差はあるが、介護業界で働く人たちは、おおむね賃金よりも社会貢献を優先させるマインドを持ち、他業界とは賃金に対する温度差があるかもしれない。しかし、どの業界でも、とくに30代以下に関しては金銭欲が減退し、社会貢献志向が高まっているのではないか。

賃上げ競争にはまって固定費に苦悶するよりも、社会との関わりを進化させることに心血を注いだほうがよいだろう。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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