2026/03/02

リクルートマネジメントソリューションズは、従業員規模500人以上の企業に中途入社した大学卒・大学院卒の正社員で、現在もその企業も勤めている入社1~3年目までの30~49歳の従業員1,109名を対象に、「キャリア入社者のオンボーディングと組織適応に関する現状把握調査」を実施しました。
2025年の調査では、キャリア入社者の組織適応の水準が2023年に比べて全体的に低下していることが明らかになりました。特に入社後半年から2年目にかけて、ワーク・エンゲイジメント、職務遂行への自信、成長実感などの水準が2023年よりも下がり、最初の成功体験を得る時期や一段上の役割を任されるタイミングが遅くなっている傾向が見られます。その背景には、活況な転職市場のなかで、企業が採用したキャリア入社者の専門性の保有レベルが全体に低下しているという状況があると推測されます。
職種別では「ITエンジニア」、企業規模では従業員「3,000名以上」の企業で適応状況が特に低下していることが特徴的です。キャリア入社者全体の離職意向はわずかに低下した一方で、現在の部署から異動したいと考える人が増えており、職務への適応に課題を抱えている層の増加が示唆されます。
(リクルートマネジメントソリューションズ作成ニュースリリースを要約 2月20日)
キャリア入社者は即戦力として期待が高く、それを本人も自覚しているだけに、本人と職場の歯車がかみ合わないと反作用も大きく、早期の離脱に至ってしまいかねない。
キャリア入社者の組織適応について、リクルートマネジメントソリューションズ技術開発統括部研究本部・内藤淳主任研究員は「採用後の受け入れや入社後の組織適応が順調に進んでいないケースも少なくない。採用したキャリア入社者が短期間で離職してしまう、配属先の組織になじめず十分に力を発揮できていないなど、現場で起きている状況に不安を感じる人事担当者も多いのが現状」と指摘する。
スキルは即戦力でも、たとえば組織風土になじめるとは限らない。なじめるという前提で会社と本人が合意して入社するのだが、期待どおりの適合が起きず、摩擦がつづく事態を回避するには何が必要なのか。内藤はこう提言する。
「一般にキャリア入社者に対しては、放っておいても即戦力としてすぐに活躍できるはずだととらええられがちだが、実際には、オンボーディングや育成のための関わりは新卒社員以上に難しいという側面もある。効果的な支援施策を検討・実行していくためには、現在のキャリア入社者の実情を正確に把握することが不可欠だ」
キャリア入社者も社員としてはあくまで新人なのである。
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