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スタートアップの経営人材不足を解消「CxO-Pass」、登録者1000名超

StartPass(東京都新宿区)とアクシスコンサルティング(東京都千代田区)が共同で提供する、スタートアップとCxO人材をつなぐマッチングサービス「CxO-Pass」は、2025年12月末時点で登録者数が1,000名を突破した。
サービス開始からわずか1年強で、創業初期のスタートアップを中心に経営人材を、副業を通じて結びつける仕組みとして急速に拡大している。
近年、事業環境の高度化・複雑化に伴い、経営戦略、DX、組織変革、財務・ガバナンスなどを担えるCxO人材への需要は急速に高まっている。一方で、こうした即戦力となるCxO人材は慢性的に不足しており、正社員採用のみで確保することが難しいという課題が、多くのスタートアップ・成長企業から聞かれている。
こうした状況を背景に、雇用形態にとらわれず、必要なタイミング・必要な領域に応じて経営人材が参画する「流動的な活用モデル」が、新たな選択肢として注目されている。CxO-Passでは、副業・業務委託という柔軟な関わり方を通じて、CxO人材が企業の経営課題解決に直接関与する事例が着実に増加している。
StartPassは、国内最大級のスタートアップCxO人材プールとして、2027年9月末までに登録者5600名をめざし、スタートアップとCxO候補者の双方にとって持続的な関係構築を支援する。
(StartPass作成ニュースリリースを要約 1月16日)

スタートアップ企業に経営幹部として転職した場合、能力を発揮できるかどうかは、まずもって社長と相性が合うかどうかだ。すぐれたスキルを持ち、部下の統率に長けていても、社長と相性が合わなければ居場所がぐらつき、短期間で退職してしまうのが通例だ。しかも相性は職場をともにしないとわからない。
たとえ昵懇の知人関係であっても、入社して上司・部下の関係になれば、それまでと付き合いのニュアンスが変化する。能力を発揮できる関係を社長と築けるとは限らない。スタートアップ企業への転職にはリスクが大きいだけに、副業・業務委託という関わり方を仲介する「CxO-Pass」の仕組みは有効だろう。
 「CxO-Pass」の主な特徴は、ひとつは創業者の右腕となるCxO人材の紹介。CxOとは「Chief x Officer」の略で、特定の分野の最高責任者を指す。StartPassは、創業直後から数年以内のシードやアーリーフェイズのスタートアップを多く顧客として持ち、スタートアップファウンダーとの強いリレーションを築いています。このため、各スタートアップの魅力や経営課題を理解し、創業者を直接ヒアリングしたうえのCxOの求人を紹介できる。
 もうひとつは、副業CxOという多様な働き方の提供である。副業CxOからはじめることで、双方が副業を通じて相互理解を深め、信頼関係を築いたうえで正社員としての参画を検討できる機会を提供して、採用のミスマッチを減らす。
 この仕組みは中堅社員や若手社員の採用にも活用できる。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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