JAC リクルートメント、3年連続「D&Iアワード」で最上位に認定

　世界11ヵ国で人材紹介事業を展開する業界大手のジェイエイシーリクルートメントは、2025年12月12日、JobRainbowが主催する「D&I AWARD 2025」で日本国内だけでなく世界的にも高い水準でD&I推進に取り組むD&I先進カンパニーとして、23年より3年連続で「ベストワークプレイス」の認定を取得した。
　JACグループは、国籍、人種、年齢、性別、性自認または性表現、性的指向、障がいの有無、宗教、信条などの多様性とさまざまな価値観を尊重し、個々の状況に応じた公平な機会と環境を提供している。
　企業理念のPhilosophy & Policy（哲学と方針）にFairness（正当性）を掲げているJACプにとって、「Diversity, Equity & Inclusion（ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン）」は大切な価値であり、より多くのプロフェッショナルが、より開かれた環境で自分らしく活躍できる職場づくりを進めている。
　多様性を求めるクライアント企業に対しても、多様な人材を紹介することで、さまざまなプロフェッショナルが躍動できる社会の実現に、引き続き積極的に貢献してまいります。
（ジェイエイシーリクルートメント作成ニュースリリースを要約　12月11日）

　JACリクルートメント女性社員比率は単体で40％、グループ全体では46％。300件以上の転職支援を成功させた上位コンサルタントの75％が女性で占められている。女性管理職割合は21％で、これを2030年に40％まで引き上げることを目標に様々な施策を実施している。
　21年に「JAC Group Diversity & Inclusion Steering Committee」を立ち上げ、この下に「Women’s Empowerment Committee」と「LGBTQ+ Committee」を設けて活動をつづけてきた。
24年までの取り組みと成果は①社内理解の深化（役員・管理職・社員向け研修を継続実施し、LGBTQ+に関する知識と理解をさらに向上）②社外イベントでの発信強化（「東京レインボープライド2024」に出展し、来場者との交流を通じて多様性推進を発信）③サービス体制の充実（「LGBTQ+のご登録者サポートTips」の社内資料を改訂・展開④評価・認証の獲得（PRIDE指標2024で最高評価「ゴールド」を3年連続受賞）。
　25年の取り組みとしては、社内イベントチームが社員の関心を高めるきっかけづくりを強化したことが挙げられる。 社内ポータル情報を整理し、いつでもアクセスを可能としたほか、LGBTQ+に関する意識調査の継続、支援者表明ステッカーの配布促進、社外スピーカーを招いたセミナー開催を実施した。
　上位コンサルタントの75％が女性なら30年までに女性管理職割合を現状の21％から40％に引き上げる目標は前倒しで達成できるのではないだろうか。