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未来予測と事業創造を担う人材を育成する「事業創造人材育成を提供

アスタミューゼ(東京都千代田区)は、これまで売上100億円以上を超える新規事業創出に携わってきた知見を体系的にメニュー化し、新たな時代を生き抜くために未来を見据えて独自視点で発想できる人材研修「事業創造人材育成プログラム」を、2026年4月より提供開始する。
 新規事業を成功に導くには、以下の3点が重要な解決策となる。①未来予測と独自の視点による事業構想(未来を予測して起こりうる社会課題を設定し、独自の視点で事業を構想すること)、②成長シナリオの明確化(「0 → 1」に留まるのではなく、「1 → 100」へと成長させるシナリオを映像のように具体的に描くこと)、③人を動かすリーダーシップ(多くの人が困難と考える事業を、社内外の関係者を説得し構築できるリーダーシップと説得力)。
このプログラムは「成功する事業構想とは何か」「事業を立ち上げるために、いかに社内外のステークホルダーを説得して巻き込み、利益を創出していくのか」を実践的に習得できるよう構成されており、新規事業を成功させるための知識を体系的に学びながら、企業の持続的な成長に寄与する人材育成をめざす。
(アスタミューゼ作成ニュースリリースを要約 12月8日)

「事業創造人材育成プログラム」の特徴は①事業構想の基礎知識から事業戦略の組み立て方、リーダーシップまで新規事業創造に必要な知見を体系化②400社以上の新規事業創出を支援した実績にもとづく実践的プログラムであこと③新規事業創造をリードしてきた実践的な講師陣による最新情報にもとづいた実用的なプログラムであること。
プログラムの一例は、新規事業創造の基本概念と考え方(世界を俯瞰的に捉える、こと作りの誤解と成功するイノベーションの本質、新たな事業を構想するための基礎知識、心構えと考え方)、AIと未来を考える(AIの本質とAIが変える未来、AIの活用の基礎、AIと情報を生かした未来予測 )、新たな経営・事業戦略(目に見えない資産―情報・知的資産・信用・人材―を生かす最先端の経営、グローバル展開のためのパートナー戦略等、数字の意味・財務諸表の基礎)、リーダーとしてのあり方(なぜ事業に失敗してしまうのか、リーダーの本質・成功する事業、戦略のための大切な5つの視点)。
UI/UXデザインに強みを持つIT企業、Engineerforce Inc.(渋谷区)の調査によると、
新規事業の失敗原因の1位は「社内の関係部門との調整がうまくいかなかった」(36.9%)、2位は「競合分析が甘く、差別化できなかった」(35.1%)「予算や工数の見積もりが甘かった」(35.1%)。回答者(111名)の約半数が、プロジェクトをやり直すなら「現実的な予算・スケジュール・体制設計」を最初の段階で絶対にやりたいと回答した。
 新規事業担当者の育成には、こうした負を解消するスキルを養うプログラムも有効だろう。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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