2025/12/16

トリドールホールディングス(東京都渋谷区)は、従来の店長制度を刷新した「ハピカンオフィサー制度」を12月より運用開始する。これに先駆け11月18日には、トリドールHD本社で丸亀製麺の「ハピカンキャプテン認定式」を開催し、全国874店舗から初代ハピカンキャプテン5名を選出・認定した。
「ハピカンキャプテン」は、従来の店長制度を刷新した「ハピカンオフィサー制度」の丸亀製麺におけるリーダーの呼称。これまで店長が担っていた管理業務の一部をチームメンバーに移管し、店舗で働く一人ひとりの心にフォーカスした活動を通じて内発的動機を引き出し、店舗独自のお客様の食の感動体験を創造することを主軸とした新しい役割へと進化する。従業員の幸せ(ハピネス)、お客様の感動(カンドウ)、店舗の持続的な繁盛の3つが循環する「ハピカン繁盛サイクル」を実践していく。
ハピカンキャプテンはハピカン繁盛サイクルの実践レベルに応じて4つの階層に分けられる。最上位の段階となる「グレートハピカンキャプテン」は最大で年収2,000万円を得られる制度である。
(トリドールホールディングス作成ニュースリリースを要約 12月5日)
ハピカンキャプテンの認定では、ハピネススコア、感動スコア、売上実績などの評価基準で成果を示し、自店舗の「ハピカン繁盛サイクル」ビジョンのプレゼンテーション試験などに合格したリーダーが選出された。
トリドールホールディングスの粟田貴也社長兼CEO は、ハピカンキャプテンについて「創業25年のなかで、新型コロナウイルスによる苦境など様々な試練を経験したが、既存店の売り上げを大きく伸ばしてきた。今後は、心的資本経営の考えのもと、ハピカンキャプテンという人を軸にして成長していくことをめざしている」と表明する。
丸亀製麺の山口寛社長は「ハピカン繁盛サイクル」の構築を考えている。
「創業以来『手づくり・できたて』を大事にしながら『お客様のために』を考え続けた25年間だった。これからは、従業員の幸せ(ハピネス)を考え、そのハピネスがお客様の感動(カンドウ)」につながり、さらに店舗の繁盛につなげていく新しいハピカン繁盛サイクルができる丸亀製麺の時代を築いていきたい」
ハピカン繁盛サイクルと業績の因果関係が実証されれば参考にする飲食店チェーンも出てくるだろうが、芯が定まっていないとサイクルの運用が難しいだろう。
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