2026/03/27

強いリーダー像が求められる昨今、組織をどう束ね、逆境をどう乗り越えるかは多くの経営者にとって共通の課題である。侍ジャパンを率いた栗山英樹氏がさまざまな経営トップと対話し、決断力や覚悟、組織づくりの本質を掘り下げた『栗山英樹がトップ経営者から引き出した逆境を突破するための金言』(栗山英樹著/NHK出版)から内容の一部を抜粋。
人はいかに成長するのか。栗山英樹氏とファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が語り合った、人材と組織づくりの本質とは?
(中略)
栗山 いい人材を見極めるコツはなんでしょうか?
柳井 あったら教えてもらいたい。ハハハハ……! 栗山さんはどうやって見極めます? 反対にお聞きしたいですけどね。
栗山 僕もこれが難しくて……。野球の場合は、まず人柄というか心の部分と、それから持っている身体能力と技術の部分。この3パターンから一応、どういうのを持ってるのかなとは見るんですけれど、意外とそれで見極めたつもりでも……。
柳井 そのとおりにはいかないでしょ。僕もうまくいかないですよ。その人を面接する、あるいは最初一緒に仕事をするでしょ。でもずっと一緒に仕事をしていっても思ったとおりには育成できないですよね、なかなか。
(Japan Innovation Review 3月19日)
ファーストリテイリングのホームページにあるサステナビリティのページにCEOの後継者の選定について、同社の選定方法や育成方法が紹介されている。
CEOの後継者の選定にあたっては、まず、すべての社外取締役が委員として参加する指名報酬アドバイザリー委員会で、後継候補者の資質、育成計画、権限移譲のタイミングなどを協議している。指名報酬アドバイザリー委員会での協議内容は、必要に応じて取締役会において報告され、取締役会がプロセスを監督したうえで、代表取締役会長兼社長の柳井正氏が原案を作成し、指名報酬アドバイザリー委員会での協議を経て取締役会で後継者を選定している。
一方、CEOのサクセッションについては、代表取締役会長兼社長の柳井正氏が、グループ上席執行役員の育成に多くの時間を割いているという。グループ上席執行役員は、多くが新卒で入社し、20年~30年の経験を持っています。店舗からのたたき上げで、同社の経営理念や商売の原理原則、「真・善・美」などを体得し、グループの各事業の経営を担い、すでにチームでの経営体制が整っている。
会社の文化を体得していないと、いくら優秀な人材でもグループ全体の統率はおぼつかない。一時流行ったプロ経営者ブームが廃れたのも、経営理論だけでは人心を掌握できないことを多くの企業が学習したからである。
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