2026/02/04

キャリアSNSを運営するYOUTRUST(ユートラスト、東京・渋谷)は2月にも、人工知能(AI)が転職の潜在的な候補者を自動的に発掘・スカウトする機能を実装する。AIが候補者の選定からオファーまでを一括で担う仕組みは珍しいという。転職活動はしていないが、キャリア形成への関心が高い若手ビジネスパーソンの需要を掘り起こす。
ユートラストのSNSは実名登録で、友人やその人脈を生かして情報交換ができる。登録者の75%が20~30代前半だ。転職に関しては現在、企業が直接アプローチするダイレクトリクルーティング機能を通じ、採用担当者が社員のつながりを介して転職や副業のオファーを送れる。
新機能では、企業の募集要件に合う人材をAIが発掘し、その理由を盛り込んだスカウト文を生成して送信する。AIのスカウトの範囲は社員の友人の友人までだ。
それでもオファーできる候補者は平均約3万人と、社員が知人・友人を紹介するリファラル採用よりも多くの人材に接触できるという。岩崎由夏・最高経営責任者(CEO)は「これまで見逃していた転職潜在層に適切なタイミングでアプローチできる」という。
(日本経済新聞 1月26日)
YOUTRUSTのAI活用はすでに成果を上げている。たとえば移動手段の検索・予約・決済までアプリなど開発するKINTOテクノロジーズ(東京都中央区)は、候補者選定からスカウト文書作成までAIでサポートする「YOUTRUST TALENT」を導入して1年でAIエンジニアなど7名を採用した。
同社開発支援部人事Gの竹野光瑠氏は、AIがスカウト文章を作成してくれる「さくさくメッセージビルダー」を利用した体験を語る。
「人事担当者は日々多忙なので、スカウト文面のたたき台を短時間で用意できるのは本当に助かる。候補者のプロフィールを丁ていねいに読み込み、なぜお声がけしたいのか、どんな可能性を感じているのか、といったことを考える時間に充てられるようになった」
そのうえで「AIがベースを作ってくれるからこそ、定型文をそのまま送るのではなく、候補者にきちんと向き合った一通を仕上げられている感覚がある」と評価する。
このサービスに潜在的転職な候補者を発掘・スカウトする機能が加われば、人材の流動化が進む仕組みが確立される。後追いする人材紹介サービス会社が増えるに違いない。
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