2025/11/05

全国の約440万社のうち、女性社長は過去最多の68万4,669人(前年比5.4%増)にのぼることがわかった。前年から3万5,407人増え、全社長の15.55%(前年15.24%)を占めた。 調査を開始した2010年に21万2,153人だった女性社長は、15年間で3.2倍(222.7%増)に増えた。都道府県別の女性社長の最多は、東京都の17万5,258人、最少は島根県の1,768人で、100倍の開きがあった。女性社長率は、沖縄県が20.6%で唯一、20%を超えた。
女性活躍推進が叫ばれ、政府の創業支援や事業承継への支援も動き出し、企業や大学を巻き込みながら女性の活躍の場をサポートする取り組みが、少しずつ結実しているようだ。
女性社長の増加は、少子高齢化が進む中で、地域経済の活性化や後継問題の解消などに繋がることが期待される。だが、社会や家庭で女性に求められる役割は旧態依然の側面も残しており、仕事と家事、育児、介護などの両立には、周囲の協力や理解が欠かせない。
政府や自治体は、女性社長へのビジネス支援だけでなく、介護や育児のほか少子化対策などとリンクした社会環境や周囲の意識改革への支援も必要だろう。
(東京商工リサーチ 10月27日)
いまやIPOまで進む創業女性社長も珍しくなく、女性社長という性による区分は風化したといえよう。この調査結果を受けて、東京商工リサーチは次のようのコメントしている。
「女性社長の増加は、少子高齢化が進む中で、地域経済の活性化や後継問題の解消などに繋がることが期待される。だが、社会や家庭で女性に求められる役割は旧態依然の側面も残しており、仕事と家事、育児、介護などの両立には、周囲の協力や理解が欠かせない」
東京商工リサーチの調査は時代の推移が読めて有益だが、この調査には一風変わった項目もある。女性社長の名前である。
1位が「和子」の6599人で14回連続トップ。和子という名前は、女性の生まれ年別では、昭和初期から昭和27)年(1952年)まで最も多く、女性社長にもその傾向が表れているという。
2位以下は「幸子」の6155人、「洋子」の5963人、「裕子」の5424人。3文字では「久美子」の4646人が最も多い。「子」以外で終わる名前では、20位の「明美」が2883と最も多く、21位に「真由美」の2745人、22位に「直美」の2607人、24位に「由美」の2511人だった。
名前と社長就任の因果関係はないと思うが、あるいは姓名判断によっては因果関係を見出せるのだろうか。
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