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すかいらーく 営業短縮店増やす

すかいらーくは2018年中にファミレス「ガスト」など約3千店のうち400店舗程度で営業時間を縮める。17年に520店舗で24時間営業の中止などを実施したが、売り上げが落ち込まなかったことから対象店舗をさらに広げる。人手不足でスタッフを新たに採用することが難しいなか、接客などサービス面を厚くし、売り上げを伸ばしていく考えだ。
すかいらーくは17年に人手不足に対応するため、約430店舗あった24時間の店舗を半数に減らすなど、全体の2割で営業時間を1時間程度短縮めた。18年は対象店舗を広げるほか、17年に営業時間を短縮した店舗でも深夜の売り上げが見込めない店舗ではさらに1時間短くする。
営業時間の縮小で浮いた人員はランチやディナーのピーク時間帯に配置する。深夜はアルバイトの確保が難しく、「客が少ないのに運営に手慣れた店長が代わりに働くケースが多かった」(金谷実・人材本部マネージングディレクター)。
(日本経済新聞 3月6日)

残業時間の削減が進み、会社員の帰宅時間が早くなれば、おのずと飲食店の夜間帯売り上げは減少する。大手ファミリーレストランのアルバイト店員によると「深夜はお客さんが少ないので仕事は楽ですが、ヒマ疲れもします」。人件費の浪費である。
これに人手不足が重なれば、店舗には従業員もパラパラ、客もパラパラ。24時間営業が見直されるのは当然の流れである。人件費を削減できるうえに、店長や社員の健康被害も解消できる。
ファミレスの24時間営業がはじまったのは1980年代だ。「24時間戦えますか」というセリフの栄養ドリンクのコマーシャルが、一世を風靡した時代である。この時代の働き方改革は長時間労働の促進だった。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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