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Q. 人材紹介ビジネスで高い成果を出すために必要な能力は何だと思いますか?

人材紹介ビジネスで高い成果を出すために必要な能力は何だと思いますか?

成果をどのように定義するのか?は会社及び個人で異なりますね。貴殿の場合は何を成果と定義されていますか?

私の場合は、成果は主に3つで考えています。1つ目は対クライアントパフォーマンスです。一番わかりやすいのは売上高です。顧客への貢献の結果売上が増大していくのが人材紹介事業のマネタイズのコアですので、まず売上高はどこの会社も一緒でしょうね。

2つ目は候補者への貢献です。これは転職の際の希望が各々異なりますが、限りなくその要望に即した条件でプレイスメントするということです。ただ雇用関係は労使合意で成り立つので、1つ目の売上高ともLinkする部分は大きいと思います。私は短期というより3年位の中期視点でその方のキャリアの成功が実現されると良いと考えます。確認することは難しいですが、要職で転職斡旋するケースが多いので、その会社が成長発展しているのか?本人の評価が相応または上がったのか?という判断軸です。

3つ目は1-2つ目をしっかり持ったコンサルタントの集まる組織を作れるかどうかです。良くあるピヨピヨの集まりだと生産性が全体的に低下するので、多少時間をかけてもコアとなるエキスパートの習熟度が上がるまで待つことも能力の一つです。

なお、全ての能力に共通するのは、「私は私、あなたはあなた」、他人の会社、他人の人生をリスペクトしつつも、その時の自分なりの最大級の人事的考え・提案を伝えることだと思います。惰性で流すと、だいたい人材業界の平均点になってしまいます。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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