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Q.エグゼクティブサーチとなると、クライアント企業側の業務経験をしっかり積んでおくべきと考えており、中でも特定の業界知見(IT、ファンド投資先など)を高めるべきと思っておりますが、いかがでしょうか?

ミドルレイヤー(年収600-1300万円程度)に強い両面型の人材紹介会社の者です。まだまだ駆け出しのため、しばらくは現職で経験を積もうと思ってるのですが、御社のようなエグゼクティブサーチに将来チャレンジしたい場合、積んでおくべき経験はどのようなものでしょうか?現職では求職者側のインセンティブが高いので、CA側の業務比重が高いのですが、エグゼクティブサーチとなると、クライアント企業側の業務経験をしっかり積んでおくべきと考えており、中でも特定の業界知見(IT、ファンド投資先など)を高めるべきと思っておりますが、いかがでしょうか?

リテイナーサーチとコンティンジェンシーだと、提案の有無、コミットメントの有無、プロジェクト管理の有無、選考時の評価軸作成の有無など、そもそもの業務内容が異なるものと認識しています。
一番苦労するのは営業面でしょうね。成功報酬人材紹介のRAは提案書を作ったことがない方が大半だと思いますが、リテイナーサーチの場合は要件定義・ターゲット設定・サーチプロセスなど提案書がないと始まらないことが多いです。
特定産業の知見はあった方が良いですが、無理に自分を特定カバレッジに押し込めてしまう必要はありません。毎回新しい産業、サービス、製品に即して構想をくみ上げてワークすることは楽しいですよ。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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