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人と会社と組織を考えるニュースマガジン

Q.このままマネジメント経験を積むために組織を拡大したほうが良いキャリアになるのか、それともプレイヤーとして1億を目指す方が良いのか迷っています。

初めてまして、30歳の男です。

新卒で人材紹介会社に入りRAを3年半、両面を半年やった後、27歳で独立しました。(マネジメント経験はない状態で独立しています。)
1期目は1人で年商3000万、2期目は2人で8000万円でした。(個人では7000万、社員が1000万)2期目から元々の同期と2人で仕事をしており、集客は大手スカウト媒体に頼っています。
小金持ちになり、満足している一方で、今後拡大するか小さくまとまるか大きな岐路に立っているような気がします。
このままマネジメント経験を積むために組織を拡大したほうが良いキャリアになるのか、それともプレイヤーとして1億を目指す方が良いのか迷っています。
マネジメント経験を積んでいる方が、会社が失敗してしまった時に、転職市場では評価されるのでしょうか。
また三上さんが自分の立場でしたら、どちらを選択されますでしょうか。
数多くの転職者のサポートをしている三上さんにご回答いただけましたら幸いです。
宜しくお願い致します。

まずは独立して良いサービスが提供できているご様子で素晴らしいと感じました。
少ない人数で人材紹介を行う場合は、産業なり、職位レイヤーなりを限定せざるを得ないと思いますが、どの領域を担当されているのか?で一人でやる場合、組織でやる場合の利点は変わってきます。市場規模が一定大きい場合は、同セクターを複数名で深堀、そうでもなければコンサル+ITとかお隣さん攻めるとシナジーは多少効きます。

大前提としては1人でも組織拡大しても1億円は目指してください。1億円水準が何年か続くと、小金持ち感覚はどうでもよくなって、自分なりにテーマをもってお仕事をするようになると思います。そこから本当に人材紹介が始まるように私は考えています。

組織の件ですが、人材紹介は労働集約なので、急拡大しなければ、余り失敗の痛手も大きくないと思います。
STEP-BY-STEPの成員計画を作った場合、余程自社採用で見る目がない場合は除き、ある程度の目線で自分にないものを持っている人材、自分よりも優れた能力を何かしら有している人材を採用していくと事故は限定されるはずです。

私だったら一度5名位のチームを3年位かけて作ってみて、それでちょっと違うなーとなれば、誰かに運営を任せて株主兼プレイヤーに戻る判断をします。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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