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Q.上司が仕事しないので、残業しまくっていたら管理部長と面談がありました。

29歳、IT商材の販売代理点で働く会社員です。
上司が仕事しないので、残業しまくっていたら管理部長と面談がありました。業務を遂行する上での不都合があれば、ご連絡くださいとのことでした。
つい2日前、契約が近いお客様の商談を上司が引き継ぐという話を私がいないところで取引先のベンダー担当者に対して報告していたようです。
上記の事象を管理部長に報告したいのですが、三上様のご意見をいただけないでしょうか。
上司の愚痴を上司がいない前でしても、組織の圧力で意図がねじ曲がる可能性もあり、躊躇しますが、このような事象がはじめてではないのですし、半年くらいこのような状態なので、そろそろいい加減にしてほしいという気持ちです。

久しぶりに質問箱回答していこうと思います。基本的には所属されている企業は従業員の労務管理をきっちり行っており、残業過多のメンバーに対するフラグを立てて面談を行うという労務運用ができているものと思います。
ただこういった初期の残業関連の面談は管理部長が出てくるケースは少なく、人事の労務担当が状況確認することが一般的です。そのため何等か通常の勤務実態の確認とは異なる意図が働いている可能性が高いです。
上長と上手く行かない場合の対処法としては、管理部長ヒアリングの際に、出来るだけ実態に即して困っていることを説明するのが1つ、もう1つは上司の更に一つ上、まぁ一般的には課長すっ飛ばして部長に報告するケースが多いです。
管理部長が事業部に睨みを利かせるタイプであれば管理部長に報告しても良いし、事業部迎合型だと余り意味がありません。営業部長はPL責任を負っているので、現在の環境で中々仕事がしにくいのであれば、状況を説明して異動をお願いするのは良くある話であり、余程小さい会社でもなければ、それなりの対応になるかと思います。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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