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Q.外資金融バイサイドのセールスフロントの将来性について如何お考えですか?

Q.外資金融バイサイドのセールスフロントの将来性について如何お考えですか?
いまアラサーですが、50までは給与水準が高い状態が続きそうですか?

仰るようにバイサイドセールスはリテール、機関投資家向き合い、どちらもセールス職の中では、極めて報酬が高い仕事だと思います。その認識があれば残っていれば、市場価値ギャップ(看板に付随するゲタが頭の中にある)も理解されており、限界までその範疇でキャリアを追求した後に待つダウンサイドには耐えられると思います。転職してキャリアチェンジする場合も同様です。

会社やポジションによって報酬バンドは異なりますが、一般的な産業の営業職と比べると会社の看板で界王拳2~3倍という実態です。同業転職(といってもシニアポジションの募集は少ない)しない限りは報酬は下がります。そのため50歳くらいまで現職で十分報酬を得て、その後はキャリアリセットだと考えて、ゼロからスタートするのも一考です。

一番難しいパターンはその市場ギャップを理解できず、会社の看板と自分の実力を混同してしまうケースであり、そうなるともう外部にチャンスを得ることは厳しくなり、どうにか社内でポジションを維持する、または漸減するが市場価値よりも割高な報酬で全うするキャリア晩年となると思います。(現在30代だと、50代以降でそういった諸先輩方もいると思いますが、その姿に自分を重ね合わせてみてください。そういう生き方だってあります。)

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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