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Q.フルリモート可×裁量労働制×副業可、だと他より年収300-400くらい低くても有りだなと思う時があります。

Q.36歳、現年収1400万、家族あり子供ありの者です。最近職を探していると、ベース年収よりも、他条件の方が重要な気がしてきております。

例えばフルリモート可の会社はリモート不可の会社と比較すると、年収換算で100-200万くらいの価値
裁量労働性ないしフルフレックスの会社はフレックスじゃない会社と比較すると、年収100-200万くらいの価値
副業可の会社は、副業不可の会社と比較すると、年収100-200万くらいの価値

上記全部が組み合わさってる=フルリモート可×裁量労働制×副業可、だと他より年収300-400くらい低くても有りだなと思う時があります。

三上さん目線だと上記どうお感じになるものなのでしょうか。ご意見を聞いてみたく質問致しました。

働き方はそもそも経営判断なので、その会社の経営者が望ましい働き方を追求し、その判断に納得できる人材が所属したらよいと考えています。フルリモートでもフル出社でも、それは経営の判断であって、従業員が口をはさむことではありません。異論があれば転職したらよいと思います。

但し職種*習熟度*パフォーマンスによってはフルリモートでも問題なく対応できるポジションもあると思います。
世の中はこれを職種だけでフルリモートできると誤解されている人もいますが、私は習熟度(マネジメントコストがかからない)、パフォーマンス(そもそも成果が出ていればどこで仕事をしていても関係はない)が抜け落ちている点は大いなる誤解と感じています。

貴殿の年齢や現年収を考えると、特に職種を変えなければ、環境を変えてもマチュアに活躍できるものと思いますので、ご家庭の事情を鑑みた上で、望ましい働き方を選んだらよいと思います。
但し年収は下げる必要はありません。自らディスカウトしなくても、ご希望働き方が実現できる環境を探せるのではないか?と考えています。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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