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Q.マネージャーになりたいと何度か上司に言っていますが、まったく反映される気配がありません。

人事・労務システムの販売をしているものです。上司が人材派遣ビジネスの経験が長く、システム販売、人事・労務関連の経験も浅いため、担当である私がリード獲得、商談、クロージング、導入支援の全ての工程を担当しています。上司は、私が所属するチーム以外にもマーケティング・採用・会計システム営業のチームもマネージャーとして担当しています。現在の私と上司の営業成績を比較すると、売上で2倍、粗利で4倍程度の差をつけている状況です。
私自身はマネージャーになりたいと何度か上司に言っていますが、まったく反映される気配がありません。
実績を出しても昇格基準が曖昧でマネージャーに登用されず、自分がさまざま担当していることがマネージャーの実績になることが癪なのですが、三上様でしたら、どのように対処されますでしょうか。

上司のカバー範囲が随分広いので、まずはチームを分離してMGRを2名立てることが組織編成上刺さるとスムーズですね。事業拡大に応じて組織分離と個別最適は追求されるので、外資系でヘッドカウントガチガチでもなければ、比較的刺さりやすい提案だと思います。

我慢の限界があれば転職ですね。人事労務システムを展開する企業は色々ありますが、お給料的にはSAP/Oracle/WorkDayあたりが高く、次いでワークス/オービックなどの旧日系PKG、その下がSmartHRを含む日系SaaSというイメージですね。
お給料を重視するのか、それともポジション重視するのか、色々な判断があると思います。今回だとポジション重視でラインMGRで移ることが合理的だろうと思います。ただせっかく現職で成果を出しているので、現職プロモーションが一番スムーズです。

三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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