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再雇用の団塊オヤジとどう付き合えばいいか

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今や年功序列は崩壊しており、職場では逆転人事も珍しくなくなりました。アイツは年下だからと、いつまでも呼び捨てや君づけで呼ぶ人は、後輩が上司になった途端に接し方に苦労します。
(中略)
自分が再雇用されたとき、そんな視線を受けて居心地の悪い思いをしないために、40歳を過ぎたら「後輩モテ」を心がけましょう。先ほどの「さん」づけもそうですが、お互いに一人のビジネスパーソンとして向き合う。専門性を磨き、何かのときに頼りにされ、一目置かれるのが理想です。(7月3日 プレジデント

再雇用制度が始まって数年、各種の助成金なども充実しつつあり、自分の職場に新たに高齢者が配属されてくる例も増えているのではないだろうか。ところで若い世代にとってまず戸惑うのは、どんな態度でこのおじさんたちと接すればいいのかよくわからないことだ。上司として配属され、いきなり権威を振りかざしたりするのもカチンとくる。逆に父親ほどの年齢の人が急に自分の部下になったら、さらにどう接していいのかわからない。

この記事では、まず高齢者、つまりは団塊の世代特有の精神構造を分析。「寂しがり屋の権威主義者」というやっかいなメンタリティを明らかにしつつ、ある日突然やってくる定年・再雇用者と現場社員の向き合い方を、次の3つに分類して各々の対処法を解説してくれる。

  1. 「仕事ができて性格もいい人」
  2. 「仕事はできるが性格の悪い人」
  3. 「仕事ができない人」

結論を言えば、それぞれのタイプ別に、接する態度や任せる仕事を分けていけばいいとのこと。逆に高齢者の立場からすれば、歳をとっても通用する専門技能を持ち、職場では決して偉ぶることなく対等の立場で若い社員と交流し、何かの時は頼りにされる、そんな「後輩モテ」こそ、楽しく生きがいをもって働くことのできる必須の条件といえそうだ。

著者情報:
井手 和明

1954年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。雑誌編集者を経て、フリーランスの編集ライターに。以降、紙、デジタルにわたって、IT、Web、経営・経済・歴史、社会学、心理学など多方面にわたるコンテンツのプランニング・制作・編集ライティングに携わる。ネットショッピング、ウェブマーケティング、ITトレンド、歴史、心理学、健康などに関する多くの著作あり。

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