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Q. 両面型人材紹介会社に在籍しています。飽きたと言ってしまっている人か飽きずに続けられるようにするためにはどのようにすればいいでしょうか。

両面型人材紹介会社に在籍しています。人材紹介ビジネス未経験の20-30代が中途入社し、3年経って一定の売上があげられるようになったところで、「この仕事に飽きた」「もうこの仕事のやり方は分かった、学べることも少ない」と言って辞めてしまう人が周囲に非常に多いです。このビジネスは自分のスキルの拡がりによっていくらでも業務の幅も広げられる面白い仕事だと思っているのですが、数年で飽きたと言ってしまう人と何年も続けられる人の違いはどこにあるのでしょうか。また、飽きたと言ってしまっている人か飽きずに続けられるようにするためにはどのようにすればいいでしょうか。

何事も飽きることはあるので致し方ないと思います。私もそれなりの規模の人材紹介会社で、狭いインダセクターの中で、ほぼ顔ぶれが変わらないミドル以下レイヤーの求人をずっと担当したり、未経験コンサルのケーススタディに付き合い続けるような生活だったら飽きて辞める可能性が高いです。

但し特段そういった制約がなく、好きに顧客もレイヤーも選んでよいのであれば、「テーマ」を持てばいつまでも楽しめるのがこの仕事だと感じています。私も18年続けていますが、「あらゆる業種職種に対応する」→「大企業の事業再生」→「リーマンショックのリセッションで伸びる産業」→「外資系企業の本社の日本人役員増員」→「岩盤順位固定産業の下克上」→「日本発ディープテックによる第二次産業リセッション」とテーマが変わってきています。

凡そクライアント社長以外は実現不可能だろうというテーマを3年位お付き合いして実現の端緒を見つけ、5年でそれなりに形にする…この当たりがとても面白く、振り返ると大変でしたがやっていてよかったなーと感じる事案ですね。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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